2026年7月20日、北鎌倉剣友会の暑中稽古(一般の部・3日目)に参加してきました。
会場は地元の小学校の体育館。ええ、空調はありません。この時期、剣道をやっている方なら「あぁ……」と察していただけると思います。防具を着けて、あの空間で動くわけです。この日は私たちゲストを含めて総勢23名、賑やかな一日となりました。
その日の鎌倉、気温34℃
家を出る前にスマホで天気を確認したら、鎌倉市は最高気温34℃。昼過ぎの時点で気温31℃、そして湿度は79%。
数字だけ見ても、もう汗が出てきそうでした。実際に体育館へ入ると、外より空気が重い。窓やドアは開いていても風が抜けず、床から湿気が立ちのぼってくるような感覚です。稽古が始まる前から、着衣がゆっくりになりました。
素振りから地稽古まで、みっちり
そんな環境でも、稽古は稽古です。
- 素振り
- 基本稽古
- 試合形式(2分×2本)
- 地稽古 30分
稽古量としては多くはありませんが、この環境のこの時間帯に稽古する経験が稀有です。面の中は蒸し風呂状態、竹刀を握る手も汗で滑る。地稽古の30分が、体感では1時間にも2時間にも感じられました。
還暦を過ぎても、こうして竹刀を交える相手がいて、動ける身体がある。それだけで非常に有り難いことやなと、汗だくになりながら改めて思った次第です。でも、80歳の先生に稽古をお願いされては手を抜くことも出来ません。無理はしないつもりでも、気付いたら必死に稽古していました。でも、若手とはスピード勝負ではなく、自分のペースで稽古をすることを心掛ける。この年になると、無理をしない範囲で一生懸命、そんな塩梅がいちばん大事になってきます。
当日の様子を、北鎌倉剣友会の公式アカウントが写真にまとめてくれています。汗だくで打ち合う会場の熱気が、そのまま伝わってくる一枚一枚です。ちなみに、上の段の真ん中で逆胴を決められているのが私です(笑)。
剣道と夏の暑さ、私なりの向き合い方
防具を着けての稽古は、そもそも熱がこもりやすい。夏場はとにかく「抜けない環境で、いかに身体を守るか」に尽きます。
私が普段から気をつけているのは、この3つ。
- 水分は「渇く前」に摂る ── 喉が渇いてからでは遅い。稽古の合間、こまめに。
- 深呼吸で身体の熱を外に逃がす ── ほんの数十秒でも、深呼吸で身体の熱を吐き出すイメージを持つと気分だけでもずいぶん違います。
- 無理をしないラインを自分で決めておく ── 「ここまで」を先に決めておくと、引き際で迷いません。
若い人と同じペースで、とは思わないこと。長く続けるコツは、勝ち負けよりも、まず無事に帰ること。これは剣道に限らず、この年代のスポーツ全般に言えることかもしれません。
そして、風呂が沁みた
稽古を終えて、汗だくの防具をしまい、向かったのは近くの銭湯──「ひばり湯」さんです。

暖簾をくぐる前から、もう期待が高まります。面白いのが、こちらは「銭湯ランナー大歓迎」を掲げるランナーステーションでもあるとのこと。荷物を預けて手ぶらで走り、汗を流して帰る──そんな使い方ができる、地元に根ざした一軒です。剣道帰りの私のような人間にも、実にありがたい存在でした。
さて、肝心のお風呂。これがもう、格別でした。
全身の汗を流して、炭酸泉の湯船にゆっくり身体を沈める。あの瞬間の「はぁ〜」という声、皆さんにも覚えがあるでしょう。頑張ったあとの風呂ほど沁みるものはありません。火照った身体がゆっくりほどけていって、疲れが「心地よい疲れ」に変わっていく。この一杯……ならぬ一風呂のために稽古してるようなもんです。
反省会という名の楽しみ
さっぱりしたあとは、仲間と居酒屋で反省会。
技の話、身体の話、そして年齢の話(笑)。汗を流した者同士の酒は、なぜあんなに美味いのでしょうか。非常に疲れた一日でしたが、風呂と反省会まで含めて、丸ごと剣道の楽しみです。
暑い夏こそ、身体をいたわりながら、細く長く。まだまだ竹刀は置きません。
一打入魂。


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