【献血記】東京八重洲献血ルームへ。60歳を過ぎてからの献血と、ごほうびの「わらじかつ」

味噌カツ定食のイラストと「65歳からも献血したいなら今すぐ1回」の文字 献血

こんにちは、OBザムライです。

先週の土曜は茨城県で剣道の試合があり、自宅に戻りました。【結果はまた別の機会に報告】日曜の朝、スマホで献血の予約状況を見てみたら、日曜の枠が1つだけ空いていました。「これはいいタイミング」ということで、その場で予約を入れて東京へ向かいました。

私が長年お世話になっているのは 東京八重洲献血ルーム です。東京駅の目の前という立地で、駅を見下ろしながら献血できる席もあり、土日は人気で予約が取れないことも度々あります。

運が良ければ、「当日の朝」でも予約できる

人気のある献血ルームというと「予約でいっぱい」と思われがちですが、たまに当日キャンセルが出て枠が空くこともあります。思い立った日の朝にアプリを覗いてみる、というのは案外おすすめの使い方です。

この日は 15時30分 の予約を入れました。ただ、茨城から出てくる特急の時間がうまく噛み合わず、ちょうどよい便がありません。結果、30分早く到着することになりました。

早く着いてしまっても問題はありません。受付を済ませて待たせてもらえばよいだけの話ですし、献血ルームは待合スペースが快適で、飲み物もあります。むしろ、水分をしっかり摂ってから献血に臨めるので、早着はメリットのほうが大きいと感じています。

【ワンポイント】献血前の水分補給は本当に大事です。特に夏場は、到着してから献血までの時間を「補給タイム」と割り切ってしまうのがおすすめです。

献血のあとは、矢場とんの「わらじかつ」

献血を終えると、当然のようにお腹が空きます。

この日のごほうびは、名古屋めしでおなじみ 矢場とんの「わらじかつ」。どんぶりからはみ出さんばかりの大きなカツに、あの味噌だれがたっぷりかかっています。

矢場とんのわらじかつ定食
矢場とんのわらじかつ定食。ごはん、赤だし、紅しょうが、れんこんの小鉢

ごはん、赤だし、紅しょうが、れんこんの小鉢。この並びを見た瞬間に「今日はよく働いた」という気持ちになります。献血後に濃い味のものを食べたくなるのは、私だけではないはずです。

妊婦さんまで並ばせる、矢場とんの底力

少し並んでから入ったのですが、その行列でひとつ、感心したことがありました。

矢場とんといえば、コック帽をかぶったぶたのキャラクターに、味噌だれのたっぷりかかった分厚いカツ。どちらかといえば「腹を空かせた男が食うもの」という顔をしたお店です。私自身、完全にその客層のつもりで通っています。

ところが私のすぐ前に並んでいたのは、すらりとした若い女性の二人組。しかも、お二人ともお腹が大きい。妊婦さんでした。

これはもう、素直にすごいと思いました。

わざわざ列に並んでまで食べたい。しかも、いちばん体を大事にしている時期の方が、です。おそらく「今日はどうしてもあれが食べたい」という、理屈ではない引力があったのでしょう。看板のこってり感で人を選んでいるように見えて、その実、まったく人を選んでいない。ロングセラーというのはこういうものかと、行列に並びながら妙に納得した次第です。

流行りの店なら行列くらい作ります。でも、こういう方々にまで「あそこのカツが食べたい」と思わせるのは、流行では届かない領域です。長く愛されている店の強さを、思いがけないところで見せてもらいました。

そしてもうひとつ、献血好きとしては考えさせられました。献血の採血基準では、妊娠中の方、および過去6か月以内に妊娠されていた方からは採血を行わないことになっています。つまり、あのお二人は献血ルームでは決してお会いできない方たちです。

同じ味噌カツの列に並んでいながら、役割はまったく違う。あちらは今まさに新しい命を育てている最中で、私はといえば、腕を一本出すことで誰かの役に立とうとしている。それぞれのやり方で、それぞれの持ち場に立っている。なんとも良い時間でした。

矢場とん、恐るべし。

60歳を過ぎてからの献血に、感謝状をいただきました

さて、今回いちばんお伝えしたいのはここからです。

日本赤十字社には「献血者顕彰規程」というものがあり、献血50回以上の方で、満60歳を迎えた後にも献血に協力した方に対して、感謝状が贈られます。

茨城県赤十字血液センターから贈られた献血の感謝状
茨城県赤十字血液センターからいただいた感謝状(氏名部分は加工しています)

私も茨城県赤十字血液センターから、この感謝状をいただきました。長く続けてきたことを、こうしてかたちにしていただけるのは、正直うれしいものです。

ただ、私がこの感謝状を見て思うのは「よく頑張った」ということよりも、むしろ 「まだ続けられる」 ということのほうです。

【重要】65歳からも献血を続けたい人が、今のうちにやるべきこと

ここは、同世代の方にぜひ知っておいてほしい話です。

献血ができる年齢の上限は 69歳 です。ただし、大きな条件がひとつあります。

65歳から69歳までの間に献血ができるのは、60歳から64歳までの間に献血の経験がある方に限られます。
(厚生労働省の定める採血基準による/※2026年7月時点の基準です)

つまり、60代前半の5年間に一度も献血をしていないと、65歳になった時点で「もう献血できない体」になってしまうのです。体調がどれだけ良くても、本人にどれだけ意思があっても、制度上そこで打ち止めになります。

これは意外と知られていません。「若い頃はよく献血したけれど、ここ十年ほどご無沙汰だな」という60代前半の方は、今年のうちに一度行っておくだけで、その後の道が続きます。逆に言えば、そのために必要な行動はたった一回です。

私が60歳を過ぎてからも通い続けているのは、この5年間が「資格の更新期間」だと知っているからでもあります。

まとめ

  • 献血の予約は、当日の朝でも空いていることがある
  • 早く着いても問題なし。むしろ水分補給の時間になる
  • 東京八重洲献血ルームは東京駅すぐで、遠方からでも通いやすい
  • 矢場とんの味噌カツは、妊婦さんまで行列に並ばせる引力がある
  • 献血50回以上+満60歳以降の献血で、赤十字から感謝状がいただける
  • 65〜69歳で献血を続けるには、60〜64歳の間に一度献血しておく必要がある

血液は、今のところ人工的に作ることができません。献血は、健康な人間にしかできない社会貢献です。裏を返せば、健康であることそのものが、誰かの役に立つ資格になるということでもあります。

還暦を過ぎてなお、腕を出せば誰かの役に立てる。これはなかなか悪くない立場だと思っています。

次に献血ルームへ行かれる際は、ぜひ「ごほうびの一食」までセットで計画してみてください。続けるコツは、案外そういうところにあります。

一打入魂。OBザムライでした。

※イラストはAIで生成したものです

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